注意欠如・多動症(ADHD)について
「落ち着きがない。」
「忘れ物が多い。」
「何度注意しても同じことを繰り返してしまう。」
そのようなお子さんの様子を見て、「もしかするとADHDかもしれない」と感じ、このページをご覧になっている方もいらっしゃるかもしれません。
ADHD(注意欠如・多動症)は、発達障害のひとつです。
しかし、「落ち着きがない子」という一言では説明できないほど、一人ひとり特徴の現れ方は異なります。
大切なのは、お子さんの困りごとの背景を理解し、その子に合った環境や関わり方を考えていくことです。
こんなお悩みはありませんか?
- 忘れ物やなくし物が多い
- 宿題や片付けが最後まで続かない
- 気が散りやすく集中できない
- 授業中に立ち歩いてしまう
- 順番を待つことが苦手
- ADHDかどうか知りたい、検査を受けるべきか迷っている
ADHDとは
ADHDは Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder(注意欠如・多動症) の略称です。
主な特徴として、
- 不注意
- 多動性
- 衝動性
の3つが知られています。
例えば、
- 忘れ物が多い
- 気が散りやすい
- 課題を最後まで続けることが苦手
- 落ち着いて座っていることが難しい
- 思いついたことをすぐ口にしてしまう
- 順番を待つことが苦手
などがみられることがあります。
ただし、これらすべての特徴があるわけではありません。
不注意が目立つお子さんもいれば、多動性や衝動性が強いお子さんもいます。
その現れ方は一人ひとり異なります。
また、ASDなど他の発達障害の特徴をあわせ持つお子さんも少なくありません。
ADHDのお子さんが困りやすいこと
ADHDのお子さんは、「できない」のではなく、「わかっていても難しい」という場面が多くあります。
そのため、
「何度言ったらわかるの?」
「ちゃんとしなさい。」
と繰り返し注意されることが少なくありません。
しかし、叱られる経験が積み重なると、
「どうせ自分はできない。」
という気持ちにつながり、自信を失ってしまうことがあります。
ADHDでは、不注意や多動性そのものだけではなく、このような二次的な問題を防ぐことも大切です。
成長とともに困りごとは変化します
ADHDのお子さんが経験する困りごとは、年齢によって変わっていきます。
幼児期には、落ち着きのなさや衝動的な行動が目立つことがあります。
小学校に入学すると、授業への集中や忘れ物、整理整頓など、学校生活の中で困りごとが増えることがあります。
思春期以降になると、失敗体験の積み重ねから自信を失ったり、学業や対人関係で悩んだりすることがあります。
成人後も、仕事の段取りや時間管理、人間関係などで困難を感じる方がいます。
そのため、ADHDは子どもの頃だけではなく、生涯を通して理解と支援が必要になる場合があります。
ADHDへの支援
ADHDへの支援では、「本人の努力」に頼るのではなく、環境を工夫することがとても大切です。
例えば、
- 集中しやすい環境を整える
- やることを一度にたくさん伝えない
- 短く具体的な言葉で伝える
- 見通しを持ちやすくする
などの工夫によって、生活しやすくなることがあります。
また、症状の程度によっては、医療機関で薬物療法が行われる場合もあります。
大切なのは、「叱って直す」のではなく、そのお子さんに合った方法を一緒に考えることです。
Apilaがお手伝いできること
ADHDでは、「診断名」がわかることがゴールではありません。
本当に大切なのは、お子さんがどのような場面で困り、どのような支援が合っているのかを理解することです。
Apilaでは、発達検査や知能検査を通して、お子さんの認知特性や得意なこと・苦手なことを丁寧に整理し、ご家庭や学校での具体的な関わり方を一緒に考えていきます。
また、ご希望に応じて、不注意や多動性・衝動性の特徴をより詳しく評価するオプション検査もご用意しています。
「ADHDかもしれない。」
「検査を受けた方がよいのか迷っている。」
そのような段階でも、お気軽にご相談ください。
