学習障害(LD)について
「何度練習しても、文字を読むのが苦手。」
「漢字を覚えられない。」
「計算だけ極端に苦手。」
そんなお子さんの様子を見て、「もしかすると学習障害(LD)かもしれない」と感じ、このページをご覧になっている方もいらっしゃるかもしれません。
学習障害(LD)は、発達障害のひとつです。
しかし、「勉強が苦手」ということとは異なります。
知的な発達に大きな遅れはないにもかかわらず、「読む」「書く」「計算する」といった特定の学習だけに大きな困難がみられることが特徴です。
そのため、本人の努力不足や、保護者の育て方が原因ではありません。
まずは、そのことを知っていただきたいと思います。
こんなお悩みはありませんか?
- 文字を読むのにとても時間がかかる
- 音読を嫌がる
- 漢字や作文が極端に苦手
- 計算だけがどうしても苦手
- 家では頑張っているのに成績につながらない
- 学習障害かどうか知りたい
学習障害(LD)の特徴
現在の診断基準(DSM-5)では、「限局性学習症(Specific Learning Disorder)」という名称が使われています。
一般には「学習障害(LD)」という呼び方の方が広く知られています。
LDのお子さんには、
- 読むこと
- 書くこと
- 計算すること
のいずれか、あるいは複数に困難がみられます。
一方で、それ以外の認知能力や知的な発達には大きな問題がないことが特徴です。
つまり、「勉強全体が苦手」なのではなく、特定の学習だけにつまずきが生じている状態です。
LDにはさまざまなタイプがあります
学習障害には、大きく分けて次のようなタイプがあります。
- 読むことが苦手(読字の困難・ディスレクシア)
- 書くことが苦手
- 計算することが苦手
ただし、一人のお子さんが複数の困難をあわせ持っていることも少なくありません。
また、「読むこと」が苦手なお子さんは、「書くこと」にも苦手さがみられる場合があります。
大切なのは、診断名だけではなく、そのお子さんがどの段階で困っているのかを丁寧に理解することです。
学習障害は努力不足ではありません
保護者の方から、
「もっと練習すればできるようになりますか。」
というご相談をいただくことがあります。
もちろん練習が役立つことはあります。
しかし、LDは努力不足によって起こるものではありません。
読むことや書くことの情報処理の仕方に、生まれつきの特性が関係していると考えられています。
そのため、「頑張ればできるはず」と繰り返し求められることで、お子さんは自信を失ってしまうことがあります。
早い段階で気づき、その子に合った学び方を考えていくことが大切です。
LDへの支援
LDへの支援では、「苦手な部分だけを何度も練習する」ことが目的ではありません。
まずは、お子さんが得意なことや理解しやすい方法を見つけることが大切です。
例えば、
- 読みやすいフォントを使う
- 文字を大きくする
- 絵や図を取り入れる
- 書字を補助する教材を使う
- 一人ひとりに合った学習方法を工夫する
など、さまざまな支援があります。
どの方法が合うかは、お子さんによって異なります。
だからこそ、「何が苦手なのか」だけでなく、「何が得意なのか」を知ることが重要になります。
Apilaがお手伝いできること
学習障害では、「LDという診断名」がわかることがゴールではありません。
本当に大切なのは、お子さんがどこでつまずき、どのような学び方が合っているのかを理解することです。
Apilaでは、発達検査や知能検査に加え、必要に応じて学習能力の偏りを評価する検査も行っています。
検査結果をもとに、お子さんの得意なこと・苦手なことを整理し、ご家庭や学校での具体的な支援方法を一緒に考えていきます。
「学習障害かもしれない。」
「検査を受けた方がよいのか迷っている。」
そのような段階でも、お気軽にご相談ください。
