高次脳機能障害について
「事故や病気のあとから、以前とは様子が変わってしまった。」
「集中できなくなった。」
「物忘れが増えた。」
このような変化がみられる場合、高次脳機能障害が関係していることがあります。
高次脳機能障害とは、生まれつきではなく、事故や病気などによって脳が損傷を受けたあとに生じる認知機能の障害です。
発達障害とは異なる概念ですが、注意や記憶、段取りの苦手さなど、発達障害と似た症状がみられることも少なくありません。
そのため、どちらなのか判断に迷われる保護者の方も多くいらっしゃいます。
こんなお悩みはありませんか?
- 事故や病気のあとから集中しにくくなった
- 新しいことを覚えるのが難しくなった
- 疲れやすく、長時間活動できない
- 段取りを立てることが苦手になった
- 急に怒りっぽくなったり、感情のコントロールが難しくなった
- 学校生活や日常生活で以前のように過ごせなくなった
高次脳機能障害とは
高次脳機能障害は、交通事故や頭部外傷、脳腫瘍、急性脳症、脳血管障害などによって脳が損傷を受け、その影響で認知機能や行動に変化が生じる状態です。
成人では脳梗塞などが原因となることが多い一方、小児では交通事故や急性脳症など、さまざまな原因があります。
また、小児では成長に伴い、脳の別の部位が機能を補う「代償」が働くこともあり、回復が期待できる場合があります。
発達障害との違い
発達障害は、生まれつきの脳の発達特性によって生じるものです。
一方、高次脳機能障害は、事故や病気など、生まれたあとに脳が損傷を受けることで生じます。
原因は異なりますが、
- 注意が続かない
- 忘れやすい
- 段取りが苦手
- 感情のコントロールが難しい
など、発達障害と似た困りごとがみられることがあります。
そのため、お子さんのこれまでの発達や受傷・発症の経過を丁寧に確認しながら考えていくことが大切です。
主な症状
高次脳機能障害では、脳の損傷した部位や程度によって、さまざまな症状がみられます。
例えば、
・疲れやすく、長時間活動できない
・注意や集中が続かない
・新しいことを覚えることが難しい
・予定を立てたり順序立てて行動したりすることが苦手
・言葉が出にくい、相手の話を理解しにくい
・感情のコントロールが難しくなる
・時間や場所がわからなくなる
などがあります。
症状の現れ方は1人ひとり異なり、すべての症状がみられるわけではありません。
支援で大切なこと
高次脳機能障害への支援では、「できなくなったこと」だけに目を向けるのではなく、「どのような場面で困っているのか」を具体的に整理することが重要です。
例えば、
- 疲れやすい場合は適度に休憩を取り入れる
- 指示は短く、わかりやすく伝える
- メモやスケジュールを活用する
- 環境を整えて集中しやすくする
など、お子さんの状態に合わせた工夫を行います。
また、ご本人だけでなく、ご家族や学校が障害について理解し、同じ方向で支援していくことも大切です。
Apilaがお手伝いできること
高次脳機能障害では、「診断名」がわかることだけでは十分ではありません。
本当に大切なのは、お子さんが現在どのようなことで困り、どのような支援が必要なのかを整理することです。
Apilaでは、発達検査や認知機能の評価を通して、お子さんの現在の状態を丁寧に把握し、ご家庭や学校での具体的な支援方法を一緒に考えていきます。
「事故や病気のあとから様子が変わった。」
「発達障害との違いがわからない。」
そのような場合も、お気軽にご相談ください。
